無水調理とは?特徴やデメリット・メリットを解説|オススメの無水鍋も紹介!
栄養面や節約面で効果的と言われ話題の最近話題の「無水調理」。
他の鍋と比較してどう違うのか疑問になりますよね。
無水調理は
- 無水鍋で調理する無水調理は普通の鍋より栄養素を逃しにくい
- 保温力が高いため余熱調理ができる
などと言った特徴があるため、健康を意識してる人や、光熱費を浮かせたい人にはオススメの調理法です。
この記事では
- 無水調理の特徴・メリット・デメリット
- オススメの無水鍋
について紹介していきます。
無水調理とは?
「無水調理」とは水を加えず食材のみで調理することを言います。
水を使わずに調理すると、水に溶けやすいビタミンやミネラルなどの栄養素を逃しにくく、食材本来がもっている栄養やうま味を逃さず味わうことができます。
また保温効果も高いため火を止めた「余熱調理」も可能。
火を使わず余熱の力だけで熱を加えられれば、節約にもつながります。
無水調理の調理方法はいろいろあり「煮る」「ゆでる」「炊く」「炒める」など一台で幅広い調理が楽しめるでしょう。
無水調理は無水鍋が必要
無水調理がしたければ専用の「無水鍋」が必要です。
通常の鍋はふたをしてもすき間から蒸気が出てしまいます。
ですが無水鍋は気密性が高いため蒸気や香りを外に逃さない特徴があります。
無水調理のデメリット
栄養素を逃しにくく節約効果も期待できる無水調理ですが、デメリットももちろんあります。
ここからは無水調理のデメリットを紹介していきます。
- 調味料配分が難しい
- 鍋が重たい
- 底が焦げやすい
- 料理の保存には向かない
- 鍋が変色しやすい
- ふたが開けにくくなる時がある
- 火傷に注意
調味料配分が難しい
無水調理は水を必要としない調理法のため、通常の鍋で作るレシピの配分で調味料を入れてしまうと濃すぎた味になってしまいます。
慣れないうちは最初は薄味で作ることがポイント。
完成後の味が薄ければ調味料を足して味を整えていくといいでしょう。
無水調理のレシピ本やネットで検索してみるのもオススメですよ。
鍋が重たい
無水調理ができる鍋の多くは普通の鍋よりずっしりと重たいのが特徴です。
家族が多くたくさんの量を作る時は、食材や水分の量もプラスされるためさらに重たくなってしまいます。
持ち運びには十分気を付けないといけない!
少しでも軽くしたい人は、アルミ製やステンレス製の鍋がオススメです。
※後ほど無水鍋の種類も紹介します★
底が焦げやすい
無水調理は水を使わず調理するため、底が焦げつきやすくなります。
焦げ付き予防には「予熱」がポイント。
食材を鍋に入れる前にしっかりとあたためておくと焦げつきを抑えることができます。
料理の保存には向かない
完成した料理や余った料理を鍋の中に入れっぱなしにして翌日にも食べる。
なんてことを通常の鍋ではしているかもしれませんが、無水鍋は基本的にNGです。
料理の塩分や酸で鍋がサビてしまう可能性もあるからです。
調理後は容器に移して保存がベスト!
鍋が変色しやすい
長期に渡っての使用や食材に含まれる成分によっては黒ずみの発生の可能性があります。
それぞれの性質に合った方法で、小まめにお手入れしていきましょう。
ふたが開けにくくなる時がある
無水鍋はふたが開けにくくなる時があります。
理由は無水鍋で加熱すると食材から発生する水蒸気が鍋本体とふたの間に入り込み密閉させるからです。
そのため鍋が冷めると中が真空状態になりふたが取れにくくなってしまいます。
ふたが取れにくくなってしまった場合は、弱火でもう一度加熱すれば真空状態が解消されるためふたが外しやすくなりますよ。
火傷に注意
調理中は本体やふた、取っ手がとても熱くなります。
移動やふたを外す時は必ず鍋つかみなどを使いましょう。
子どもが来ないように気を配ることも必要です。
またふたを開けた時に火傷をする可能性もあるため、ふたを少しだけずらし蒸気を逃がしてから開けると安心ですよ。
無水調理のメリット
次に無水調理のメリットを紹介します。
- 食材の栄養を逃さない
- 時短・節約になる
- 幅広い調理方法
- ヘルシーな調理ができる
食材のの栄養を逃さない
食材に含まれているビタミンやミネラルなどはゆでると水と一緒に流れ落ちてしまいますが、気密性が高い無水鍋を使えば栄養素を逃しません。
健康面を気にしている人は栄養価upな食事作りが可能になりまよ。
時短・節約になる
無水鍋は熱伝導や保温力に優れているため、加熱すると鍋の中が温まりやすく、また加熱を止めても冷めにくい特徴を持っています。
煮込み料理の場合は、余熱調理も可能なため余計なエネルギーを使わず節約効果や時短調理も可能。
余熱料理の間はほったらかしにできるため、その間は他の作業したりと効率よく料理ができます。
幅広い調理方法
無水鍋は「煮る」のはもちろん、いろいろな調理法に対応できるのも魅力の一つです。
- 煮る
- ゆでる
- 蒸す
- 焼く
- 炊く
- 揚げる
鍋一つでいろいろな調理ができるため、1台あれば何役にも活躍できますよ!
ヘルシーな調理ができる
無水調理は食材のうま味が凝縮されるため調味料も少なくてよく、塩分控えめな味付けでもおいしく仕上がります。
またお肉や魚などは本来持っている油で調理ができるため、余計な油は必要なくヘルシーな料理が可能です。
無水鍋の種類
無水調理できる無水鍋といっても鍋の種類はたくさんあります。
- アルミ鍋
- ステンレス鍋
- 鋳物ホーロー鍋
- 土鍋
- 電気圧力鍋
アルミ鍋
- 本体が安い
- 軽くて薄い、熱を通しやすい
- 余熱調理や長時間食材を入れることは不向き
アルミ鍋といえば鍋本体が軽く、熱を通しやすい特徴があります。
値段も比較的リーズナブルな物が多いため、初めて無水鍋に挑戦する人には取り扱いやすい商品です。
ですが冷めやすくもあるため余熱調理には不向きな特徴があります。
またアルミは黒ずみやすくアルカリ性に弱い性質があり、長時間の煮込み料理や鍋に入れたまま調理を保存することもNGです。
他にも油が馴染みにくい材質のため、炒め物は焦げやすくもあります。
\軽さが魅力♪アルミ鍋/
ステンレス鍋
- 軽くて丈夫
- サビに強い
ステンレス鍋はアルミ鍋よりはやや重たくなりますが、他の無水鍋に比べたらまだまだ軽いタイプの鍋です。
ステンレス鍋はなんといってもサビにくく、黒ずみにくい性質があるため、料理を入れたまま保存することも可能。
また一度温まれば冷めにくいため煮込み調理にもオススメです。
\サビに強いステンレス鍋/
鋳物ホーロー鍋
- 熱伝導が良い
- 保温性や蓄熱性が良い
- 耐久性がある
鋳物(いもの)ホーロー鍋とは鉄を溶かし、鋳型に流し込んで作った鍋にホーロー加工したものをいいます。
つまり見た目はホーロー、中身は鉄といった2つの顔をもった鍋です。
鋳物ホーロー鍋は鍋自体が分厚いため一度温まると冷めにくく、煮込み料理や余熱調理にはピッタリ。
またカラーが豊富にありオシャレな鍋もたくさんあります。
棚に飾ってインテリアとして楽しんだり、ダイニングテーブルに鍋を出して直接食べたりとキッチンや食卓周りを華やかに飾ること間違いなしです♪
ですが衝撃に弱く落とすと割れてしまう可能性も。
鉄でできている鍋のため鍋そのものも重たいので取扱には十分注意が必要です。
\オシャレなデザインが豊富な鋳物ホーロー鍋/
土鍋
- 保温性や蓄熱性が良い
- 遠赤外線でふっくらおいしい
土鍋は土でできているため火にかけると鍋がゆっくり温まり、遠赤外線の効果で食材にじんわり熱が加わります。
そのためごはんがふっくら柔らかく炊けたり、煮物も煮崩れしにくく中まで味をいきわたらせたりすることが可能です。
ですが鍋自体が重く、衝撃に弱いため落とすと割れてしまう可能性があるので持ち運びには注意が必要です。
\ふっくら柔らかご飯が炊ける!土鍋/
電気圧力鍋
- 鍋の中の圧を高圧にしてスピード調理
- 圧力を自動で調整してくれる
電気圧力鍋は鍋の中を高圧にすることで調理温度が高温になり加熱速度を早くしてくれます。
「加圧」「減圧」などの圧力の調整を自動で行い、調理をしてくれるのがメリット。
自動で調理してくれるためキッチンに付きっきりにならなくても良く、時短効果もあります。
\時短・簡単・電気圧力鍋/
また電気圧力鍋以外にも「かきまぜ」まですべて行ってくれる「自動調理鍋」も人気の無水鍋です。
\ほったらかし調理なホットクック/
注意点としては電気の力で調理するため、他の調理家電を使っている時に使用すると、ブレーカーが落ちてしまう可能性があります。
使用する場合は他の調理家電との併用に気を付けることが必要です。
まとめ
以上「無水調理」について紹介しました。
無水調理とは
水を加えず食材のみで調理することを言います。
- 無水鍋で調理する無水調理は普通の鍋より栄養素を逃しにくい
- 保温力が高いため余熱調理ができる
などの効果があります。
無水調理をするためには専用の「無水鍋」が必要です。
煮物以外にも、「炒める」「揚げる」「炊く」「蒸す」などいろいろな調理法ができるため、1台あれば何役にも活躍できます。
水を加えず食材の水分だけで調理をする無水調理はとてもおいしいです。
私が持っている「ホットクック」で作る無水カレーは普通の鍋では作れないくらいの絶品です♪
みなさんも無水調理ぜひ挑戦してみて下さいね!