違いは何?ホットクックVSシェフドラム両者比較!比べてみて分かった大きな差
「SHARPのホットクック」と「アイリスオーヤマのシェフドラム」は、どちらも混ぜる機能がある無水調理できるほったらかし鍋です。
- ホットクックとシェフドラムの違いって何?
- 細かい違いを知りたい
- どっちが自分に合っているか知りたい
「少しでもほったらかしに料理をがしたい!」と考えている人は、混ぜ機能がついたホットクックとシェフドラムはどちらが自分に合っているか悩みますよね。
そこでホットクックとシェフドラムの比較を徹底調査しました!
実際に使ってみた筆者だからこそわかる、それぞれの違いについてわかりやすく解説します!
【結論】
「使いやすさ」「お手入れのしやすさ」「メニュー数の豊富さ」「おいしさ」など総合的にはホットクックの方が優秀なためオススメです!
しかし「炒める」「揚げる」機能に関してはシェフドラムの方が優れています。
どの機能を重要視しているか、なにをほったらかしで作りたいか、その人のライフスタイルによってオススメできるものは変わります。
本記事を最後まで読めば、ホットクックとシェフドラムの違いについて納得できる上に、どちらが自分にはピッタリかがわかるでしょう!
ホットクックとシェフドラムの比較表一覧
ホットクックとシェフドラムの違いについて全体像がわかるように比較表を用意しました。
気になるスペックを比較してみてください!
各種比較 | ホットクック | シェフドラム |
---|---|---|
かき混ぜ | まぜ技ユニットが回転 | 鍋が回転 |
液晶表示 | 文字 | 数字 |
調理方法 | 煮物・カレー・スープ・炒める・蒸す・茹でる・焼く・低温・デザート | 煮物・カレー・スープ・炒める・揚げる・茹でる・焼く・低温・デザート |
圧力調理 | × | × |
無水調理 | ◎ | 〇 |
自動メニュー数 | 86~145 | 90~108 |
ダウンロード メニュー | 〇 | × |
保温 | 最大15時間 | 最大9時間 |
洗浄パーツ | 内なべ・内ぶた・まぜ技ユニット・蒸しトレイ・つゆ受け | 内なべ・ふた・蒸気口 |
食洗器 | 〇 | × |
調理容量 | 2.4L・1.6L・1.0L | 2.0L |
満水容量 | 4.7L・3.4L・2.0L | 4.5L |
人気度 | ◎ | 〇 |
価格 23年6月時点 | 37,550円~47,300円 | 42,280円~49,600円 |
参考記事 | 解説記事を読む | 解説記事を読む |
ホットクックとシェフドラムの違い11選!
かき混ぜ方法の違い
ホットクック | シェフドラム |
---|---|
まぜ技ユニットが回転する | 鍋が回転する |
ホットクックは部品の一つである「まぜ技ユニット」という混ぜる棒でかき混ぜます。
まぜ技ユニットは、先端がL字に曲がっていて、食材をすくいあげてくれるようにかき混ぜを実現。
混ぜる速さやタイミングもメニューによって違う特徴があります。
一方、シェフドラムは鍋が回転して食材がかくはんされる仕組みです。
角度は3段階に分かれていて、傾きによって混ざり方も違ってきます。
混ぜる速さやタイミングは一緒なため、どの料理でもスタートした瞬間から回ります。
液晶表示の違い
ホットクック | シェフドラム |
---|---|
文字 | 数字 |
操作のしやすさで言えば断然ホットクックが使いやすいです!
その理由は液晶表示がホットクックは文字、シェフドラムは数字の違いにあります。
ホットクックは液晶表示が文字のため、見やすく、使いやすい利点があります。
- カテゴリーから選ぶ
- 食材で選ぶ
- 予約メニューから選ぶ
- メニュ番号で選ぶ
- 最近作ったメニューで選ぶ
文字で表示されるとさまざまな方法でメニューが選択るので、直感的にサクサク操作ができて使いやすいです。
一方、シェフドラムのメニュー選択は数字のみで表示されるため、扱い慣れるのに少し時間がかかります。
メニュー選択が数字だと、わざわざレシピ本からメニュー番号を調べたりネットで検索したりと、ちょっと手間なところもあるよね。
ただ、慣れてくれば手動メニューで温度や時間を自分で設定して調理すればできるから、自動メニューに頼らなくても作れるよ!
調理方法の違い
ホットクック | シェフドラム | |
---|---|---|
煮物 | 〇 | 〇 |
カレー・シチュー | 〇 | 〇 |
スープ | 〇 | 〇 |
焼く | 〇 | 〇 |
ゆでる | 〇 | 〇 |
蒸す | 〇 | × |
めんをゆでる | 〇 | 〇 |
低温・発酵調理 | 〇 | 〇 |
炒める | 〇 | ◎ |
揚げる | × | ◎ |
好みの温度で加熱 | 〇 | 〇 |
ほとんどの調理法は同じですが、シェフドラムは
- 「揚げ物」ができる!
- 「炒め物」が得意!
この2点がホットクックと大きく違います。
最大200℃まで加熱できるシェフドラムはほったらかしで揚げ物が可能に。
ふたをした状態で自動的に回転するため途中でひっくり返す必要がなく、周囲に油が跳ねる心配もありません。
またふたを開けて調理ができるため、水分を飛ばしやすく野菜炒めやチャーハンに最適です。
関連記事:シェフドラムってどんな調理ができる?実際に使ってみた感想&レビュー!
ホットクックも炒めることができるんだよね?
ホットクックでも炒め物やチャーハンはできますが、ふたを閉めて調理するため水分を蒸発することができず、ベチャっとした仕上がりになってしまいます。
また揚げ物はできない仕様になっています。
ただし、ホットクックは蒸し料理ができるので、蒸し芋や蒸し野菜を作りたい時は簡単にできますよ!
蒸しトレイは鍋の上段にセットする構造になっているので、2段調理も可能。
鍋にお米やスープ、蒸しトレイに蒸したい食材を置けば時短にもつながります♪
調理時間の違い
各種比較 | ホットクック | シェフドラム |
---|---|---|
ビーフカレー | 約45分 | 約55分 |
ミネストローネ | 約25分 | 約45分 |
きんぴらごぼう | 約35分 | 約11分 |
かぼちゃの煮物 | 約20分 | 約13分 |
肉じゃが | 約35分 | 約35分 |
ぶり大根 | 約45分 | 約20分 |
麻婆豆腐 | 約20分 | 約9分 |
回鍋肉 | 約20分 | 約10分 |
ゆで卵 | 約15分 | 約24分 |
スープパスタ | 約20分 | 約11分 |
煮込みうどん | 約25分 | 約15分 |
時短重視で考えている人は、調理時間の違いの確認は必須です。
上の表を比較すると、全体的にシェフドラムは調理時間が短いことに気づきます。
一方ホットクックは、緩やかに加熱されていくので、適切な調理温度に達するのには時間がかかります。
ただし、調理時間がかかったとしても、ほったらかしで調理ができるから、その間に別の作業をすることができるよ!
無水調理の違い
それぞれ無水調理はできますが、ホットクックの方が優秀です。
なぜなら、ホットクックは蒸気を逃がさない構造になっていて、加熱時もほとんど蒸気を出すことなく調理できるから。
だから素材本来の旨味や甘味が引き立ち、おいしく仕上がります。
一方、シェフドラムは蒸気口から蒸気がしっかり出ていて、水を入れた調理でないと鍋の中の水分が蒸発してしまいそう…。という印象がありました。
実際に以下のメニューは、ホットクックは水を使わない「無水」に対し、シェフドラムは材料に「水」と明記されていました。
- 無水カレー
- 肉じゃが
- 牛すじ煮込み
- サバの味噌煮
- かぼちゃの煮物
より無水調理を楽しみたい人はホットクックの方がオススメです。
自動メニュー数の違い
各種比較 | ホットクック | シェフドラム |
---|---|---|
自動メニュー数 | 86~145 | 90~108 |
自動メニュー数はホットクックの方が多いね!
でも実際作ってみると、よく作るメニューってだいたい固定されるから、たくさんメニューがあれば良いってわけでもないけどね!
メニューの種類が多ければそれだけ多くの料理が作れるという利点があります。
ただし操作に慣れれば、自動メニューでわざわざ検索せずとも、手動メニューで調理方法と時間を決めて調理できるので、メニュー数の差はあまり気にしなくてもよいでしょう。
ダウンロードメニューの有無の違い
ホットクック | シェフドラム |
---|---|
ダウンロード 可 604種 | ダウンロード 不可 |
ホットクックにはネット限定のメニューがあり、本体にダウンロードすることができます。
シェフドラムはダウンロードのようなシステムはなく、自動メニューに搭載されているものがすべてです。
上の章でもお話ししましたが、メニュー数が多くても実際に使うメニューはパターン化されることはよくある話です。
でも600以上あるメニューをダウンロードできるってすごくない!?
これだけあるとメニューの幅がグッと広がるから、メニューを考えている段階から楽しいんだよね♪
さらに!ホットクックのすごいところは、ダウンロードメニューを検索する際に
- 人気ランキング
- 季節のメニュー
- 食材別
- 目的別
などさまざまな面から検索が可能なところ!
たとえば
今日のメニュー何にしようかな~。鶏肉が余っているんだけど低カロリーで何か作れないかな~。
と思ったら公式サイトで簡単検索できます。
お手入れ方法の違い
ホットクック | シェフドラム |
---|---|
内ぶた 内なべ まぜ技ユニット つゆ受け 蒸しトレイ 蒸気口カバー | 内なべ ふた リング |
「お手入れ方法」の違いや「洗浄パーツ」がどれくらいあるのかもかなり重要ポイントです!
洗い物に手間がかかれば、その鍋で調理すること自体がめんどくさくなり、次第に使わなくなってしまう可能性があります。
ホットクックは洗浄パーツが6個もありますが、食洗機可のため洗い物は楽です。
その代わり食洗機がない人は毎回手洗い必須になるのでご注意を。
反対にシェフドラムは食洗機不可ですが、パーツが少ないので手洗いでも簡単であるといった特徴があります。
容量の違い
ホットクック | シェフドラム |
---|---|
2.4L 1.6L 1.0L | 2.0L |
ホットクックの容量は2.4L、1.6L、1.0Lの3種類があり、家族の人数や作る量によって大きさを選べます。
シェフドラムは2.0Lのみで他のサイズはないため、1〜2人暮らしの人だと大きすぎて不向きです。
人気度の違い
ホットクックは累計50万台を突破した人気商品です。
人気がある=オリジナルレシピがネット上に多くある
ということ!!
ホットクックって2015年に初のモデルが発売されたんだぁ~。
発売されて数年経過しているから認知度もあるんだね!
人気があるからネット上にはたくさんのオリジナルレシピが公開されているよ!
公式以外のレシピで検索できれば調理できるメニューの幅が広がって、どんな料理でもほったらかしに作れるからいいよね!
対するシェフドラムは2022年に発売されたばかりで、手に取っている人もホットクックほど多くなく、オリジナルレシピを公開している人も少ないのが現状。
利用者が増えれば、オリジナルレシピを公開する人もたくさん出てくると思うので今後に期待したいです!
価格の違い
ホットクック | シェフドラム |
---|---|
約30,000円~50,000円 | 約40,000円 |
価格の差はホットクックが約3万円〜5万円弱程で、シェフドラムが4万円台です。
シェフドラムは現行機種しかなくサイズ展開もないため、価格は一定。
ホットクックの価格差が大きいのは、「サイズ」「旧モデル」この2つが大きく影響しています。
タイプ別にオススメの機種を紹介
ここからはホットクックがオススメな人とシェフドラムがオススメな人に向けてタイプ別に紹介します!
- 煮物・カレーをメインに作りたい
- 子どもが乳幼児
- いろいろな料理に挑戦したい
- 食洗器がある
- 1~2人家族
- 炒め物・揚げ物をメインに作りたい
- 子どもが小学生以上
- 食洗器がない
ホットクックがオススメな人
ホットクックは、煮物やカレーなどの煮込み料理をメインに作りたい人や、乳幼児の子供がいる家庭にオススメです。
無水調理の力で食材本来の旨味や甘味を引き立たせてくれる上に、まぜ技ユニットで底からしっかり混ざるため、薄味でもおいしく仕上がります。
子どもが乳幼児で小さいと、食材を柔らかくして食べやすくする工夫が必要だよね。
そうそう!ホットクックなら簡単に食材を柔らかくでき薄味でもおいしくできちゃうよ♪
そして水を使わず食材の水分のみ作る無水カレーは絶品!!
ふんだんに使った玉ねぎの甘味とトマトの酸味がカレーとマッチして、普通の鍋では絶対に作れないおいしさです!!
野菜たっぷりなのに、子どもがペロリと完食するから
「簡単・激ウマ・健康食(笑)」として我が家では重宝してます!
洗浄パーツは多いですが、食洗器対応なので、自分で洗う手間もなくお手入れも簡単なため後片付けの時短効果も抜群◎
容量も3種類あるため、家族の人数や作る量によって容量を選べるのもメリットです。
関連記事:【レビュー&口コミ】ホットクックを365日使用して感じた生活の変化
シェフドラムがオススメな人
シェフドラムは「炒め物」や「揚げ物」を得意とするほったらかし鍋のため、チャーハンや野菜炒め、唐揚げなどをメインで作りたい人にはオススメです!
加熱力が強いのでふたを開けて一気に炒めたり、ふたをして油跳ねすることなく揚げ物ができるため、ほったらかしで作れるメニューの幅をグッと広げてくれるのが最高です♡
子どもが小学生以上になると、「唐揚げ食べたい!」欲が爆上がりするんだよね~。
ほったらかしで揚げ物ができるシェフドラムなら楽々作れるね!
また洗浄パーツが少ないため、仮に食洗器がなくても手洗いでササっと洗えてしまうのも手間がかからずメリットです。
関連記事:シェフドラムってどんな調理ができる?実際に使ってみた感想&レビュー!
我が家の事例ですが、子どもが乳幼児の頃は離乳食から始まり、ポトフや肉じゃが、スープなど柔らかいメニューを中心として作ってきました。
味付けにも気を付けてなるべく薄味に。
そんな我が子も現在は小学生と保育園児です。だんだん揚げ物やシャキっとした食感の炒め物を好むようになってきました。
揚げ物は油跳ねや後処理が大変だからあまり作ってきませんでした。
しかしふたをしてほったらかしで揚げられるのであれば、今後はシェフドラムが活躍するだろうな。と感じています。
まとめ|なにをほったらかしで作りたいかでオススメは違う!
「ホットクック」と「シェフドラム」どちらもかき混ぜができる「ほったらかし鍋」です。
タイトル | ホットクック | シェフドラム |
かき混ぜ | まぜ技ユニットで底から救い上げる | 鍋が回転してかくはんする |
液晶表示 | 文字 | 数字 |
調理方法 | 煮物 煮込み(カレーなど) が得意 | 炒め、揚げ物が得意 |
無水調理 | ◎ | 〇 |
自動メニュー数 | 最大145種 | 最大108種 |
ダウンロード | 〇 | × |
パーツ | 6個 | 3個 |
食洗器 | 〇 | × |
容量 | 2.4L 1.6L 1.0L | 2.0L |
総合的にはホットクックの方が優秀ですが、シェフドラムは炒め物や揚げ物が得意とする上に、パーツが少ないので手洗の際には簡単に洗える特徴があります。
- 使いやすさ
- メニュー数の多さ
- 無水調理
- ほったらかし鍋で作りたいメニュー
- お手入れのしやすさ
その人によって選ぶポイントは違ってきます。
自分がどの機能を重視しているかによってオススメする鍋は違ってくるので、なにを最重視しているかよく考えてから購入しましょう!
- 煮物・煮込み・カレーなどを作りたい
- 操作は簡単な方がいい
- 無水料理に挑戦したい
- 子供が乳幼児
- 食洗器がある
\めっちゃ優秀!迷ったらホットクックがオススメ!/
\容量は全部で3種類/
- 炒め物・揚げ物を中心にほったらかしで作りたい
- 機械操作には慣れている
- 子どもが小学生以上
- 食洗器がない
\2.0Lのみ!メニュー数と鍋のコーティングが違うよ!/
- KDAC-IA2-T ブラウン
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